[CBC[全血球計算]の試験および顕微鏡画像を用いた赤血球細胞のパラメータおよび血小板に対する静磁界の影響力] med./bio.

Influence of the static magnetic field on red blood cells parameters and platelets using tests of CBC and microscopy images

掲載誌: Biomed Phys Eng Express 2020; 6 (2): 025004

この研究は、雌ラット血小板および赤血球(RBC)数、ヘモグロビン(HGB)、ヘマトクリット(HCT)、平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球ヘモグロビン(MCH)および平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)に対する、静磁界の影響力をイン・ビトロで調べた。全血球計算(CBC)および顕微鏡画像試験で結果を分析した。電磁界ばく露装置を用いてミリテスラ(mT)の静磁界を発生させ、異なる時間(数分)でばく露した。その結果、42.5 mTでは、30分間のばく露でRBC数が有意に減少し(p < 0.05)、10分間および30分間のばく露でHCT(%)が有意に増加した(p < 0.05)。RBC、HGBおよびHCT(%)に対する静磁界の最も強い影響は、34.8 mT、15分間のばく露後に認められた。ばく露時間とSMF強度の違いが、RBC、HGBおよびHCT(%)に影響した。MCVに対する静磁界の最も弱い影響は、6.4 mT、15分間のばく露によるものであった。血小板数への影響も有意であった、と著者らは報告している。

ばく露