この研究は、マウスの主な臓器中のマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、カルシウム(Ca)、銅(Cu)のレベルに対する高い静磁界の影響を調べた。8週齢の雄のC57BL/6マウスを、2-4 T、6-8 T、10-12 Tの高い静磁界に28日間ばく露し、肝臓、脳、腎臓、心臓におけるMg、Fe、Zn、Ca、Cuの質量分率を原子吸収分光法で測定し、組織中の無機成分含有量を評価した。その結果、2-4 Tの静磁界ばく露では、腎臓におけるMg、Fe、Ca、脳におけるZnの含有量が増加した。6-8 Tの静磁界ばく露では、肝臓におけるZn、腎臓におけるMg、Fe、Ca、心臓におけるFeの含有量が増加したが、腎臓におけるZn、心臓におけるZn、Caは減少した。10-12 Tのばく露では、腎臓におけるMg、肝臓および腎臓におけるFe、脳におけるCuが有意に増加したが、腎臓におけるZn、脳および心臓におけるCaは減少した、と著者らは報告している。
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