[大学キャンパスでの基地局およびWi-Fiアクセスポイントから放射される電磁界の国際ガイドラインへの適合性評価] tech./dosim.

Assessing The Compliance Of Electromagnetic Fields Radiated by Base Stations And wifi Access Points With International Guidelines On University Campus

掲載誌: Radiat Prot Dosimetry 2020; 192 (1): 1-13

この研究は、携帯電話基地局およびWi-Fiアクセスポイントからの電磁界レベルの国際ガイドラインへの適合性を評価するため、イランのフェルダウシ・マシュハド大学のキャンパスで実施した一連の電磁界測定の結果を示している。系統的に抽出した屋外および屋内の300箇所超で測定を実施した。記録されたデータを事後処理し、国際非電離放射線防護委員会ICNIRP)のガイドラインと比較した。その結果、Wi-Fiアクセスポイントの電力密度測定値はICNIRPの許容レベルの1%未満であった。携帯電話基地局については、電力密度測定値は屋外ではたいてい低かったが、一般公衆が立ち入り可能な屋内では最大でICNIRPの許容レベルの16%に達した。屋内基地局の1つで生じ得る最大値を推定するため、国際通信連合(ITU)が推奨している包括的ばく露評価を実施した結果、特定の屋内アンテナの極近傍への学生の立ち入りを制限するため、大学当局はプレコーショナリな対策を講じなければならない、と著者らは結論付けている。

ばく露