この研究は、出生前の900 MHz電磁界ばく露が仔ラットの椎骨に及ぼす影響を調べた。妊娠を確認した雌のSprague-Dawleyラット(180-250 g)を対照群及びばく露群(各n = 3)に割付けた。ばく露群は妊娠13-21日目に電磁界に1時間/日ばく露した。仔ラットを対照群およびばく露群(各n = 6)に割付け、32日齢目に全てを安楽死させ、胸部上部の脊髄を採取し、椎骨組織を標準的な組織学的手順で調べた。その結果、ばく露群の脊椎軟骨は骨組織に変化していた。ばく露群と対照群で中心管の直径および面積の値を比較したところ、ばく露群での統計的に有意な増加が認められた(それぞれp = 0.000およびp = 0.001)。両群での平均体重に有意差は認められなかった(p > 0.530)。これらの知見から、出生前の900 MHz電磁界ばく露は椎骨の発達に影響を及ぼすことが示された、と著者は結論付けている。
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