この研究は、第5世代移動通信(5G)ネットワークで動作中のユーザー機器の実際の出力電力レベルを調べた。ネットワーク管理プラットフォームを用いて、複数のユーザー機器の出力電力データを15日間にわたって取得した。2つの5Gネットワークで動作するユーザー機器から取得した約5億4500万の電力サンプルのうち、電磁界ばく露評価に関連する時間平均の出力電力は常に、時分割二重化を考慮した出力電力の時間平均の最大値の43%未満であることが示された。またサンプルの95%は、最大値の8%未満、平均値の2%未満であった。非常に保守的な仮定を用いたにもかかわらず、5Gユーザー機器の出力電力レベルの時間平均は、最大値を大幅に下回ることが示された。これらの結果は、先行研究で第3世代(3G)および第4世代(4G)ユーザー機器について示された出力電力レベルと整合し、動作中の5G機器の実際の電磁界ばく露を特徴付ける上で重要である、と著者らは結論付けている。
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