この横断的研究は、ガーナ人男性の精子の質に対する生活様式および環境の影響を調べた。見かけ上は健康な生殖年齢の成人男性80人が参加した。参加者は環境要因(事故または外傷、化学物質・放射線・熱へのばく露)ならびに生活習慣(飲酒、喫煙、座っている時間が1日4時間超かどうか)についてのアンケートに回答した。精子サンプルを採取後、60分以内に世界保健機関(WHO)のガイダンスに従って分析した。その結果、参加者の約69%の精子のpHは正常の範囲内で、15%はpH値が7.2未満であった。座っている時間が1日4時間超の参加者は、4時間未満の参加者と比較して、不動精子細胞数が有意に多かった(p = 0.017)。携帯電話をズボンの横のポケットに保持していた参加者では、活発な精子の運動性(p = 0.002)および生存能力(p = 0.009)が有意に高かった。喫煙者(12.28 ± 10.95 × 10^6/ml)は非喫煙者(23.85 ± 22.14 × 10^6/ml)と比較して、精子数が半減していた。性感染症へのばく露による有意差は認められなかった、と著者らは報告している。
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