[ラットの血漿コルチゾルレベルおよび行動に対する家庭用電子レンジの非電離放射線の影響] med./bio.

Impact of household microwave oven non-ionizing radiation on blood plasma cortisol levels in rats and their behavior

掲載誌: Georgian Med News 2020; (306): 132-137

この研究は、ラットの体重、感情的および自発的運動、ならびに血漿コルチゾルのレベルに対する、家庭用電子レンジから発せられる非電離放射線の影響を調べた。6週齢のWistarラット電子レンジの近くのケージに入れた。レンジの扉を閉めた状態での漏洩電力密度は727.24 ± 84.55 Mw/m^2であった[訳注:数値と単位は原文ママ]。レンジの電源を1日に2回、3分ずつ切り替え、これを10日間継続した。実験の前後にばく露群および対照群ラットの体重を測定した。感情状態および運動活性をオープンフィールド試験で評価し、ストレスレベルを血漿コルチゾルの濃度で判定した。その結果、10日後のばく露群では対照群よりも体重増加が多かった。オープンフィールド試験では、ばく露群は対照群よりも長い時間を中央部で費やし、ストレッチ姿勢の時間も長かった。コルチゾルの血漿レベルはばく露群で対照群よりも高かった、と著者らは報告している。

ばく露