この横断研究は、電磁過敏症(EHS)の人々が自身の健康への悪影響の原因と考える電磁界発生源を同定すること、ならびに、性別、居住地、就労地、居住地から最も近くの携帯電話基地局までの距離に基づいて分けたサブグループにおいて示された発生源の違いを調べることを目的として、32項目の質問で構成されるウェブベースのアンケートを用いて実施した。「電気/電子/通信デバイスはあなたの健康状態(well-being)に悪影響を及ぼしていますか?」という質問に対して「はい」と回答し、そのようなインパクトがあると自身が考えるデバイスを少なくとも1つ挙げた参加者をEHSと見なした。同定されたEHSの参加者408人のうち、女性が288人(70.73%)、男性が120人(29.27%)であった。健康への悪影響の原因とされたものとしては、電話(309人、75.74%)、特に携帯電話(267人、65.44%)が最も多かった。サブグループ分析では、高齢の参加者(p = 0.02)、および携帯電話基地局の近くに住む参加者(p < 0.01)は、身体的症状は基地局のせいであると訴える頻度がより高かった、と著者らは報告している。
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