この研究は、自然発症高血圧(SH)ラットの行動、血液学的特徴、心臓および腎臓組織に対する、中程度の強度の上向きおよび下向きの静磁界への亜慢性的な連続ばく露の影響を調べた。その結果、下向きの静磁界にばく露したSHラットでは、不安様行動の欠如が認められた。どちらの向きの静磁界も、末梢血中の血小板、脾臓および骨髄の顆粒球の減少、ならびに脾臓の赤血球の増加が認められた。上向きの静磁界にばく露したSHラットでは血中のリンパ球および骨髄赤血球の減少、下向きの静磁界にばく露したSHラットでは骨髄中のリンパ球の増加が認められた。どちらの向きの静磁界も、心臓および腎臓の形態学的特徴には影響しなかった、と著者らは報告している。
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