この研究は、Sprague-Dawleyラット(200〜250g)に、直腸温度が2.2 ℃上昇する程度の熱ばく露を1日30分、4日間、マイクロ波放射および輻射熱源を用いて与え、肝臓への影響を調べた。マイクロ波は、2.45 GHz、80 mW/cm2の連続波 (CW)を用いた。4日間のばく露終了から5日目に動物を屠殺し、肝臓を摘出した。細管膜を単離し、アデノシントリホスファターゼ(ATPase)活性、総脂肪酸組成および膜流動特性を評価した。その結果、Mg(++)-ATPase活性(Vmax)は、マイクロ波放射群で48.5 %減少したのに対し、輻射熱群では有意な変化は見られなかった;マイクロ波放射群では、Mg(++)-ATPase活性の減少が、それと同時に増加したNa+/K(+)-ATPase活性(対照よりVmaxが170 %増加)によって部分的に相殺されたが、輻射熱群ではこのような変化は起きなかった;マイクロ波放射群でのATPase活性の変化は、不飽和脂肪酸に対する飽和脂肪酸の比率の大幅な減少と関連したが、輻射熱群では反対に、この比率は上昇した;電子常磁性共鳴(EPR)スピンラベル法により測定された細管膜の流動性は、脂肪酸組成の変化を反映して、3群(擬似ばく露、マイクロ波放射、輻射熱)で異なっていた、と報告している。
The detailed summary of this article is not available in your language or incomplete. Would you like to see a complete translation of the summary? Then please contact us →
Different alterations such as ATPase acitivity, fatty acid composition and membrane fluidity of rat liver canalicular membrane after microwave radiation were investigated.
The decreased ATPase activity in microwave exposed animals was associated with a large decrease in the ratio of saturated to unsaturated fatty acids, which leads to an significant fluidization of the canalicular membrane.
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。