この研究は、末梢血単核細胞(PBMC)に対する1800 MHzの無線周波(RF)電磁界ばく露の影響を、Tヘルパー細胞数およびサイトカインのプロファイルを測定することで調べた。健康な被験者から採取したPBMCを1800 MHz RF電磁界に5、25 cmの距離で15、30、45、60分間ばく露し、48時間の培養後にCD4+ T細胞の数、ならびにインターロイキン(IL)-2、IL-10、IL-17aの発現への影響をフローサイトメトリで評価した。その結果、曝露時間が長いほど、また距離が近いほど、CD4+細胞の数が減少した。同様に、IL-2、IL-10、IL-17aを発現するCD4+ T細胞のパーセンテージが有意に低下した。ばく露時間が長いほどIL-2を発現するCD4+ T細胞の数が有意に増加したが、その数は60分間ばく露群では対照群より少なかった、と著者らは報告している。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。