この研究は、マウスの脳における形態学的および組織病理学的特徴に対する、携帯電話からの電磁界ばく露によって生じるかも知れない影響を調べた。健康なBALB/cマウスを対照群および2つのばく露群(1350 MHzおよび1375 MHzの携帯電話をケージから3 cm離して設置、どちらもSAR = 4.0W/kg)に均等に割付けた(それぞれn = 10)。脳葉の形態計測パラメータの変化を検出し、病理学的病変を同定するため、脳の解体および組織病理学的分析を実施した。その結果、錐体ニューロンの収縮、血管周囲及び神経周囲での軽度の浮腫の存在、ならびに大脳半球由来のニューロンおよびグリア細胞の空胞化が認められた。病変には、プルキンエ細胞の減少、ニューロンおよびグリア細胞の空胞化、ならびに小脳の間質性浮腫もあった、と著者らは報告している。
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