この研究は、ギリシャ国内の風力タービン22基で構成されるウィンドファームで磁界強度を測定した。電磁界への職業ばく露に関するEU指令(2013/35/EU)に従い、測定値は荷重ピーク法(WPM:パルス信号の測定値を、各種の周波数成分の位相を考慮して補正する)で処理した。データは2つのばく露シナリオ(強風、弱風)で分類した。その結果、磁界強度のばらつきはWPMで1.13-1.42%と計算された。測定値から、強風と弱風のどちらの条件でも、風力タービン基部での放射磁界の強度は相対的に低く(平均0.146 μT)、距離の増加に伴って急激に減少し、基部から6 mでバックグラウンドの値に下がることが示された。この磁界レベルは都市部で見られる値と同等かそれ以下で、国内及び国際的な安全限度よりも十分に低い、と著者らは報告している。
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