[3 Tにおける母体および胎児MRIの安全性] epidem.

この研究は、胎児の成長および新生児の聴覚に対する、妊娠中の臨床用3 T磁気共鳴画像撮影（MRI）の影響を調べた。この単一機関での後ろ向き症例対照研究には、母胎内で3 TのMRIにばく露された、2008年1月から2015年3月までに生まれた健康な新生児を含めた。ばく露された各々の新生児を、非ばく露の健康な対照群の新生児と1:2で無作為にマッチングした。新生児の出生体重を非対応t検定で、群間の聴覚障害をFisher直接検定でそれぞれ比較した。その結果、出生体重には、ばく露群（3398 g）と対照群（3510 g）で有意差はなかった（p = 0.06）。聴覚障害の有病率には、ばく露群（0% [0/81]）と対照群（1.8% [3/162]）で有意差はなかった（p = 0.55）、と著者らは報告している。