この研究は、磁気共鳴画像撮影(MRI)スキャナの周囲での静磁界ばく露によって技師が経験した症状を調べた。MRI技師に対するアンケート調査で、個人的および職業的な人口統計、静磁界ばく露に関連した症状、およびその他の情報を取得した。この論文の著者らは、MRIの安全性についてのFacebookのグループを通じてアンケートを配布し、そのデータを記述統計に用いた。自由回答形式の質問については、t検定および主題分析を実施した。その結果、複数の国から合計408人のMRI技師がアンケートに回答した。参加者の78%が、静磁界ばく露に関連した望ましくない症状を経験していた。最も頻繁に報告された症状は、目眩、空間識失調、視覚障害、眼震、金属の味覚であった。就労場所の磁界強度が非常に高い/極めて高い技師では、磁界強度が低い/高い技師よりも目眩がひどかった。先行研究と同様に、最も頻繁に報告される症状は目眩であった。但し、参加者はこれまで報告されてこなかった、神経根障害(痛み、脱力感、しびれ)や物を落とす等の症状も同定した、と著者らは報告している。
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