[メリット・コイルによる生物学実験のために生み出された均一電磁界モデル] tech./dosim.

コイルで生じる磁界は、Merritt等が述べている（Merritt等 Rev. Sci. Instrum. 54(7), 1983）。メリットコイルは大きな磁界空間を作ることができ、それによって統計的な数を扱う動物実験に使うことができる。メリットコイルを用いて、細胞や動物実験に使用し、さらに治療様実験としてのコイルを製作した。ここでは、作成したコイルで生じる磁界を示す。正確な実験結果が得られるべき、メリットコイルと他のコイルを使用すべき評価基準を議論する。姉妹論文として、メリットコイルをしよう捨ての生物実験をNindl等が報告する。その中で、磁界が多くの炎症疾患状態に役立つ可能性があることを示す生物学的実験を述べる。メリットコイルによる磁界空間が大きな装置は生物実験に有用であるが、磁界は完全に均一ではなく、その偏差は実験誤差の源となりうる。実験対象ぶつの方向性と大きさが偏差の大きなカギとなる。メリット・コイルの評価に、典型的な3層・4層コイルのメリットシステムにビオ・サバールの法則を適用して、開発した装置でこれらの理論的な結果を比較する。機能としての磁界の方向とともに磁界の大きさの変動などを詳細に調べた。球場に作られた実験装置はこれらの変動を最小にすることが分かる。メリットコイルと結びつく偏差を正確に予測する簡単な式を導き出した。