この論文は、テラヘルツ(THz)放射のヒト皮膚への影響について考察している。0.45 THzでの薄い皮膚の電力密度及び比吸収率(SAR)のシミュレーションでは、そのエネルギーの大半は有棘細胞層上部に吸収され、最大温度上昇は有棘細胞層下部に生じる。有棘細胞層/基底層の境界での局所平均を100%上回るSAR増加が生じる領域がある。死んだ角質層が、厚い皮膚の下にある組織を防護する。反射についての研究では、鋭角及び偏波入射では糖尿病性神経障害の評価を高めるかも知れないことが示唆されている、と著者らは報告している。
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