この研究は、覚醒時の脳電図(EEG)に対する30分間のLTE電磁界ばく露の影響を調べた。健康なボランティア38人(20-36歳)がこの研究に参加した。10 g平均での最大局所比吸収率(SAR)は2.0 W/kgとした。実ばく露または擬似ばく露の前後でEEGを記録した。シータ、アルファ及びベータの各周波数帯のEEGパワースペクトルに対するばく露条件(実ばく露または擬似ばく露)ならびに記録時間(ばく露の前、最中、後)の影響を分析した。その結果、どちらのばく露条件後にも、シータ及びアルファ帯の脳波が強められた。この結果は、両方のばく露条件でのEEG記録中の参加者の眠気によって説明できる、と著者らは述べている。この研究では、30分間のLTEばく露は健康なヒトの覚醒時EEGに検出可能な有害な影響は示されなかった、と著者らは結論付けている。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。