[肝癌異種移植腫瘍のあるマウスにおける振幅変調27 MHz電磁界の腫瘍固有の周波数の探索] med./bio.

Search for tumor-specific frequencies of amplitude-modulated 27 MHz electromagnetic fields in mice with hepatocarcinoma xenografted tumors

掲載誌: Int J Radiat Biol 2020; 96 (3): 411-418

Pasche研究グループは、腫瘍固有の電磁界周波数には細胞動物及びヒトにおける生理学的作用及び潜在的抗腫瘍作用があると報告している。この研究は、そのような電磁界にはネズミの腫瘍モデルにおける生理学的パラメータに対して同様の作用があるかどうかを調べた。8週齢の雌のRAGガンマ2C免疫欠損マウスの右脇腹に、ヒトHuH7またはHEPG2細胞移植した。自由に動き回る意識のあるマウスの収縮血圧パルス)を、酸素濃度計を用いて記録し、内製ソフトウェア(選択された周波数で27.12 MHzの搬送波変調するための低周波発生器もあわせて制御する)を用いて分析した。低周波、ならびにヒトにおいてパルス腫瘍成長の両方を変化させるとPasche研究グループが報告した周波数の両方での体系的スキャンを実施したところ、マウスの生理学的パラメータに検出可能な変化は認められなかった。これは動物とヒトのモデルの違いによるものかも知れない、と著者らは結論付けている。

ばく露