ミリ波は浸透深度が浅く、イン・ビトロ実験でのイルミネーションが一様でないことから、比吸収率(SAR)の一様でない分布が生じる。このSARの勾配は液体中の滞留を生じ、一過性の及び安定状態の温度分布に影響を及ぼす。この研究は、連続波及びパルス波振幅変調のミリ波ばく露時の温度動態に対する対流の影響を、微小電極を用いて調べた。ミリ波ばく露のSARは対流の開始に先立って増加することから、より短い時間にシフトする温度ピークの発生によって温度上昇動態を特徴付けた。更に、液体の体積が対流にインパクトを及ぼすことを示した。体積の増加は対流の開始を早め、ばく露後の冷却率を高めた。パルス波ばく露では、対流は熱パルス振幅及び冷却率に影響するパルス持続時間に強く依存した、と著者らは報告している。
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