この研究で著者らは、国際放射線防護委員会(ICRP)の参照値(1歳児、5歳児、10歳児)にあわせた、新たな子どものボクセルモデルを開発し、10 MHzから6 GHzまでの電界偏波及び磁界偏波平面波入射の全身ばく露条件で、これらの全身平均比吸収率(WBA-SAR)を計算した。その結果、ICRPの参照値にあわせた成人のボクセルモデル(NORMAN及びNAOMI)と比較して、子どものモデルについてのWBA-SARは40%-60%高かった。入射電力密度を国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の無線周波安全性ガイドラインにおける各周波数での参考レベルに設定した場合、子どものボクセルモデルのWBA-SARは一般公衆に対する基本制限0.08 W/kgを最大で20%越えることが示された。
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