この研究は、2350 MHzの携帯電話の電磁放射による細胞毒性及び遺伝毒性の可能性を、タマネギ(Allium cepa L.)を用いて調べた。新鮮な不定形のタマネギの根を、2350 MHzの電磁放射に1、2、4時間連続でばく露した。細胞毒性は有糸分裂指数(MI)、増殖指数、染色体異常で評価した。遺伝毒性はコメットアッセイを用いて、頭部DNAの%(% HDNA)、テールDNAの%(% TDNA)、テールモーメント(TM)、オリーブテールモーメント(OTM)で調べた。その結果、対照群と比較して、4時間及び2時間のばく露では、それぞれMI及び染色体異常の有意な増加が認められた。増殖指数には特に変化は認められなかった。対照群と比較して、4時間及び2時間のばく露では、それぞれ% HDNA及び% TDNAの有意な変化が認められたが、TM及びOTMには有意な変化は認められなかった、と著者らは報告している。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。