この論文は、電力設備近傍での電界及び磁界の計算のための、複雑な有限要素・分析的解析・等価表面インピーダンス法を開発した。この手法は、サグ、地表面の凹凸、送電鉄塔等の金属製構成要素の近接効果を効果的に考慮することを可能にするものである。この手法の応用例で、単回路400 kV送電線の下では、地上高1.5 mでの最大電界強度が線の中心から10 mで発生し、地上に立つ人体に誘導される最大電流密度は足首に生じることを示している。この計算値は、国際規格での一般公衆のばく露に対する許容値である5 kV/m及び2 mA/m^2の半分程度である、と著者らは述べている。
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