[風力タービンの電磁エネルギー：ヒトの健康に対する害悪のリスク] basics

この論文は、風力発電用タービンの近隣住民における、無線周波（RF）電磁エネルギーへのばく露に関連した被害の報告について論じている。当局者や医師、研究者がRF電磁エネルギーばく露全般に関する懸念を表明しているものの、風力タービンに特化した研究は限定的であること、また、現行の規制の対象は限定的で、RF電磁エネルギーを放射／利用する全ての危機を含んでいるわけではないことから、著者らは、規制当局者に対し、RF電磁エネルギーばく露の潜在的リスクについての一般公衆向けの助言と、風力タービンを含む全てのRF電磁エネルギー発生源を対象とする限度値の確立、そうした限度値の確立までは公衆衛生の防護のために、念のための事前行動的な対策［precautionary proactive measures］を講じること、子どもや高齢者といった脆弱な集団により注意を払うこと、を勧告している。