自己免疫疾患の一つである多発性硬化症(MS)は、遺伝的要因と環境要因の両方の影響力を受ける。この研究は、イラン北西部の人々におけるMSと診断された患者471人及び健康な対照群453人について、電子機器の使用時間とMS感受性との関連を調べた。構造的問診票を用いて、全ての参加者の電子デバイスの使用状況についての情報を取得した。その結果、MS患者では携帯電話及び衛星放送受信アンテナの使用が有意に高かった(それぞれp < 0.001、p = 0.07)。更に、携帯電話及び/またはノートPCを枕の下に敷いて寝ることとMSとの相関が認められた。但し、MS患者と対照群でPC使用及びTV視聴に有意差はなかった。この研究は、一部の電子デバイスの使用と汚い電気への連続ばく露はMSのリスクを高める、という概念を強化するものである、と著者らは結論付けている。
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