この研究は、パルス化電磁界へのばく露によって生じるかも知れない、マウスの血液学的及び造血パラメータへの影響を調べた。雄のBALB/cマウスを、100、1000、10000パルスにばく露または擬似ばく露した後、血液サンプル及び骨髄細胞を採取し、血液学的検査、骨髄有核細胞のカウント、顆粒球マクロファージコロニー形成単位(CFU-GM)コロニーアッセイ、血清の顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)アッセイを実施した。その結果、対照群と比較して、100及び1000パルスばく露群では、白血球細胞及びリンパ球が有意に増加したが、10000パルスばく露群では変化は認められなかった。いずれのばく露群でも、赤血球細胞、ヘモグロビン、血小板に変化は認められなかった。対照群とばく露群で、パルスばく露の7日後の骨髄有核細胞の数に有意差はなかった。骨髄細胞のCFU-GMクローンの数、及び血清のGM-CSFのレベルは、100及び1000パルスばく露群では有意に増加したが、10000パルスばく露群では変化はなかった、と著者らは報告している。
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