この研究は、携帯電話使用後の脳電図(EEG)の変化及び悪影響を調べた。インド北部の大学生21人(男性7人(33.3%)、女性14人(66.7%)、平均年齢20.76±1.48歳)を対象に、大学病院の神経科で2017年8-10月に実施した。Samsung GT-56312デュアルSIMスマートフォンの電源をオフ、オン(待受け)、オンの状態で通話、の前後に、ビデオEEG記録を実施した。脳の領域ごとにEEGの平均周波数及び振幅を計算した。χ二乗検定及びt検定を用いてばらつきを比較した。その結果、ベースラインの値と比較して、携帯電話通話後はEEGの平均周波数は上昇、振幅は減少した。周波数は右側でより高かった。被験者の前頭部の38.1%、頭頂部の33.3%、後頭部及び側頭部の19.1%で徐波が検出された。9.5%で全体的な徐波が認められた。実験中、被験者の23.8%が頭痛を、19%が刺激、9.5%が眠気を感じた。頭痛及び集中力低下(33.3%)、睡眠障害(28.6%)、倦怠感(19%)が日常生活で頻繁に見られた。携帯電話の実験的適用は、EEGの何らかの変化及び安寧に対する特定の悪影響につながるかも知れない、と著者らは結論付けている。
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