この研究は、携帯電話使用が大幅に増加した1980-2012年の期間に脳腫瘍発生率が上昇したかどうかを評価した。スウェーデンがん登録から、当該期間の患者における髄膜腫、低悪性度の神経膠腫(LGG)、高悪性度の神経膠腫(HGG)を同定した。直接的な年齢標準化発生率を用いて、発生率の時間的傾向を計算した。その結果、神経膠腫13441人、LGG12259人、HGG4555人が、当該期間中のがん登録に報告された。LGGについては、年間約1%の減少率に相当する、毎年10万人あたり-0.016人の傾向が示唆された。この研究では、スウェーデンでの過去30年間における神経膠腫の発生率の上昇は証明されなかった、と著者らは報告している。
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