この研究は、てんかんを呈する人々及び健常者に生じるかも知れない携帯電話放射の影響を調べた。てんかんの人々30人及び対照の被験者30人について、聴覚事象関連電位(P300)の振幅及び反応時間、ならびに後頭部のアルファ周波数を、30分間の通話へのばく露の前後で比較した。アルファ波のパワーを、ばく露前、ばく露中、ばく露後にモニタした。臨床面との相関も分析した。その結果、てんかんの人々には、反応時間の増加及びP300振幅の減少が認められた。対照の被験者及びてんかんの人々には、アルファ波のパワーの有意な低下が認められ、これは両側でのアルファ周波数と関連していた。てんかんの人々では、それらの変化は最後の発作からの経過時間、及び治療計画と有意に相関していた、と著者らは報告している。
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