[6 GHz超の電磁界ばく露の保守的な評価のための最大限許容可能な電力密度の平均化面積の技術的及び数値的評価] tech./dosim.

Theoretical and numerical assessment of maximally allowable power-density averaging area for conservative electromagnetic exposure assessment above 6 GHz

掲載誌: Bioelectromagnetics 2018; 39 (8): 617-630

この論文は、6 GHz超の周波数についての所与の閾値への最大温度上昇を制限する、電力密度平均化面積の最大値を決定することを目的とした。この最大面積は、主たる送信アンテナまたは二次的な波源から2 mm超の距離にある全ての送信機について保守的でなければならない。一般的に有効な最大平均化面積を導出するため、局所ばく露によって生じる温度上昇のピークについての分析的近似を導出した。1Kの温度上昇の閾値に対する結果を、関連する送信機の周波数を代表する電界及び磁界成分で構成される一連の波源(ダイポール、スロット、パッチ、アレイ)についてのシミュレーションで検証した。その結果、電力吸収表皮に生じる周波数(即ち10 GHz超)について検証された。送信機から2 mm未満の全ての距離で皮膚の温度上昇を1K未満に保守的に制限する、10 W/m^2の電力密度制限に対する平均化面積は、周波数に依存し、距離に伴って増加し、10 GHz未満で3 cm^2から、100 GHzで1.9cm^2の範囲であった。近傍界では、面積は距離及びアンテナアレイの口径にも依存する、と著者らは結論付けている。

ばく露