この研究は、変電所での作業者の超低周波(ELF)磁界ばく露に対する、磁界を生じる装置の所内レイアウトの役割を調査した。イランの3つの変電所及び石油化学発電所の制御建屋で、磁界レベルをIEEE 644:1994に従って測定し、労働者の職業的ばく露(時間加重平均値(TWA))を計算し、各所で最も強い磁界を生じる発生源を同定した。その後、装置の最適なレイアウトのために所内デザインを変更し、労働者のTWAを再計算した。その結果、電気技師及び技術者は最も高い10.14 μTのTWAにばく露された。制御室のオペレータは、最も低い0.84 μTのTWAにばく露された。変電所内のデザインの変更と機器の適切なレイアウト後、TWAは0.73 μTに低減された。これらの知見は、最も調和のとれた装置の配置が、労働者の磁界ばく露の低減と、職場での健康増進に大きな役割を担っていることを明らかにするものである、と著者らは結論付けている。
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