この論文は、「オセアニア無線周波科学諮問協会(ORSAA)」が作成した、非電離電磁界/電磁放射についての論文データベースを紹介している。このデータベースは、包括的で、バイアスが無く、多数のカテゴリーを網羅し、随時追加され、オンラインで自由にアクセス可能で、データの取得・保持・分析が容易にできるようにデザインされている、と著者らは主張している。また、検索のデモンストレーションとして、影響あり/なし、周波数帯域、イン・ビトロ、イン・ビボ、生物学的影響、研究タイプ、資金源ごとに結果を示している。それによれば、2017年9月15日の時点では、300 MHz-3 GHzの範囲で2653報の論文があり、生物学的な「影響あり」の論文は「影響なし」の3倍で、約1/3の論文は資金源を明示せず、産業界が資金提供した研究は「影響なし」を示すことがより多いのに対し、研究機関が資金提供した研究は一般的に「影響あり」を示すこと多い、という。また、研究を実施/資金提供した国も、結果に劇的な影響力を及ぼしているようである、としている。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。