この研究は、900 MHz、頭部の比吸収率(SAR)が1.18 W/kgの携帯電話電波への15分間のばく露による、ウシの15の脳組織(厚さ2 mm、12 mm、22 mm)の熱的変化を調べた。精度0.01°Cの温度計を用いて、組織の温度をそれぞれの厚さについて3回測定した。その結果、厚さ2 mm、12 mm、22 mmでの温度上昇は、それぞれ0.53°C、0.99°C、0.92°Cであった。この結果は、携帯電話電波は脳組織の温度を効果的に上昇させ、この温度上昇は組織に蓄積する、と著者らは結論付けている。
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