この研究は、4G-LTE携帯電話からの電磁界への長期間のばく露が、ラットの精子形成に及ぼす影響を調べた。雄のSprague-Dawleyラット20匹を、グループ1:疑似ばく露、グループ2:距離3 cmで6時間/日ばく露、グループ3:距離10 cmで18時間/日ばく露、グループ4:距離3 cmで18時間/日ばく露に割付けた。1か月後、精子のパラメータ及び精巣の組織病理学的知見を比較した。その結果、精子数の平均値(×10^6/ml)は、グループ1で398.6、グループ2で365.40、グループ3で354.60、グループ4で298.60であった(p = 0.041)。精原細胞の数の平均値は、グループ4(43.00)ではグループ1(57.00)及びグループ2(53.40)よりも有意に少なかった(それぞれp < 0.001、p = 0.010)。グループ4の生殖細胞の合計は、グループ1、2及び3よりも少なかった(p = 0.032)。ライディッヒ細胞の数の平均値は、グループ4で有意に少なかった(p < 0.001)、と著者らは報告している。
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