この研究は、ワイヤレス電話使用と成人の神経膠腫のリスクとの間にあるかも知れない関連を、メタ分析で調べた。PubMed及びEmbaseで、2017年7月までに発表された研究を同定した。Beggのファンネルプロット及びEggerの回帰非対称性試験を用いて出版バイアスを評価した。サブグループ分析を実施してこれらの変数の影響力を評価した。10報の研究を分析に含めた。その結果、ワイヤレス電話の使用歴ありと関連した成人の神経膠腫の複合オッズ比(OR)は1.03(95%信頼区間(CI)= 0.92-1.16)で、高い異質性が認められた。サブグループ分析では、側頭葉における腫瘍の部位と神経膠腫のリスクとの間に有意な関連は認められなかった。長期ユーザー(≥10年)では有意な関連が認められた(OR = 1.33、95% CI = 1.05-1.67)、と著者らは報告している。
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