この研究は、無線周波(RF)電磁界ばく露に対するアミメカクマダニ(Dermacentor reticulatus)の親和性を、専用に設計・製作した放射遮蔽チューブを用いて、制御された実験室条件下で調べた。全ての試験は電波暗室内の電磁両立性実験室で実施した。ダブルリッジ型導波管ホーンアンテナを用いて、0(対照群)、900及び5000 MHzのRF電磁界にダニをばく露した。その結果、900 MHzばく露は、チューブの照射された腕におけるダニの密度が高まったが、5000 MHzばく露では対照的に、遮蔽された腕にダニが脱出した。この研究は、RF電磁界に対するアミメカクマダニの嗜好性についての実験的証拠を初めて示すものである、と著者らは結論付けている。
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