<目的>電気刺激による骨形成のメカニズムを明らかにするためにウサギの骨髄に電気刺激および磁気刺激をおこなった。 <方法>ウサギをワイヤー挿入済み電気刺激群(10mA)、パルス磁気刺激群(2G)、ワイヤー挿入済みパルス磁気刺激群(2G)、ワイヤー挿入群、骨髄内ドリル処置群の5群に分け、一日につき12時間の刺激を2週間続行し、骨髄内の新生骨形成面積測定、アルカリフォスファターゼ活性値測定、AgNOR染色をおこなった。 <結果および結論>刺激7日後において、ワイヤー挿入済みの電気刺激群とワイヤー挿入済みの磁気刺激群で骨形成が認められ、14日後において両群は他群に比べ非常に高い骨形成能が認められた。外科的手術を行ったワイヤー挿入群とドリル処理群も有意ではないがある程度の骨形成能が認められた。ワイヤー挿入処置を施行しなかったパルス磁気刺激群では骨形成はほとんど認められなかった。電気刺激および磁気刺激による骨形成は組織環境の影響を受けており、炎症、および活性細胞が存在することによって始めて骨形成能が促進されることが示唆された。
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