この研究は、環境不耐症(EI)の有病率とその異なる発露(行動学的変化及び障害を含む)について調べた。フィンランドのクオピオ出生コホート研究における妊娠適齢期の女性680人に、12の環境因子に対する不快感[annoyance]、症状及び行動学的変化、不耐症が仕事、家事、社会生活を乱した度合いについて質問した。一般的な不耐症要因の代表として、化学物質、屋内の埃、電磁界を選択した。回答者のうち、46%がこれらへの不快感を報告した。33%が3つのうち少なくとも1つに関して症状を報告した。18%が中枢神経系の症状を報告した。15%が行動学的変化を報告した。障害については、8.4%がこれらのいずれかに関して少なくとも「若干の困難」を報告し、2.2%が「非常に困難」または「極めて困難」、0.9%が「極端に困難」と報告した。後者の2.2%のうち、全員が不耐症は屋内の埃が原因と考え、2/3が化学物質も原因と考えた。困難の度合いが増すほど、臓器の数、行動学的変化、3つの不耐症要因の重複が増加した、と著者らは報告している。
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