この研究は、黄色ブドウ球菌［S. aureus］、表皮ブドウ球菌［S. epidermidis］、緑膿菌［P. aeruginosa］のDNA、成長速度及び抗生物質感受性に対する、高周波電磁界（900及び1800 MHz）のインパクトを評価した。細菌を2時間ばく露した後、新たな培地でインキュベートし、成長速度及び抗生物質感受性を評価した。その結果、黄色ブドウ球菌及び表皮ブドウ球菌のばく露群では、非ばく露群と比較して統計的に有意な差はほとんど認められなかった。900 MHzにばく露した緑膿菌では、成長速度の有意な低下が認められたが、1800 MHzでは影響は有意でなかった。アモキシシリン［抗生物質の一つ］（30 µg）処理と電磁界ばく露は、黄色ブドウ球菌を除いて、細菌の抗生物質感受性に有意な影響を生じなかった、と著者らは報告している。
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