この研究は、黄色ブドウ球菌［Staphylococcus aureus］及び緑膿菌［Pseudomonas aeruginosa］バイオフィルムに対する、一般的な抗菌剤及び消毒薬（ゲンタマイシン、シプロフロキサシン、オクテニジン、クロルヘキシジン、ポリヘキサニド、エタクリジン乳酸塩）のインパクトを、10-50 Hzの回転磁界の存在下で調べた。その結果、非ばく露と比較して、回転磁界ばく露後にバイオフィルムの成長及びバイオマスの50%減少が認められた。この結果は、創傷治療のための消毒薬の補助としての回転磁界は、抗バイオフィルム活性を有意に改善し得ることを示しており、これは治療応用に対する潜在的に重要な意味合いを有している、と著者らは結論付けている。
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