ヒトの眼由来のヒト角膜上皮細胞(HCE-T)およびヒト水晶体上皮細胞(SRA01/04)を、60 GHz、1 mW/cm^2のミリ波放射に24時間ばく露した。その結果、ばく露群では偽ばく露対照群およびインキュベータ対照群と比較して、小核形成頻度の統計的に有意な増加は認められなかった。ブレオマイシンで1時間処理した細胞の小核形成頻度を陽性対照群に用いた。DNA鎖切断の検出に用いたコメットアッセイ、および熱ショックタンパク質(Hsp)の発現にも、統計的に有意なばく露の影響は認められなかった。著者らは、これらの結果は、ミリ波放射へのばく露にはヒトの眼細胞における遺伝毒性に影響を及ぼさないことを示している、と結論付けている。
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