磁気共鳴画像撮影(MRI)技師は、空間識失調やめまいといった急性影響を経験することがあり、事故のリスクが高まることが先行研究で報告されていることから、この研究は、オランダの画像撮影技師の通勤中の事故のリスクを評価した。画像撮影技師490人が、自動車またはオートバイ運転中、日常生活および作業中の事故(事故に至らなかった事例を含む)についてのアンケートに回答した(回答率29%)。MRI関連の電磁界ばく露と、調査の前年における通勤中の事故との関連を、ロジスティック回帰を用いて評価し、潜在的な交絡因子について調整した。その結果、調査の前年にMRI作業に従事していた場合、技師の事故リスクの上昇が認められた(オッズ比(OR)=2.13、95%信頼区間(CI)=1.23-3.69)。MRI作業に時々従事していた技師(OR=1.91、95%CI=0.98-3.72)よりもMRI作業に頻繁に従事していた技師でリスクは高く(OR=2.32、95%CI=1.25-4.31)、静磁界および時間変化する磁界ばく露のピーク値がより高かった可能性のある技師でもリスクは高かった(OR=2.18、95%CI=1.06-4.48)。通勤中の事故への影響は、自宅からの出勤でも、ならびに職場からの帰宅またはその他の場所への移動でも見られた。
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