研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[子宮内避妊器具を使用していて頻繁にMRIばく露される放射線画像撮影技師における異常な子宮出血についての調査] epidem.

A survey on abnormal uterine bleeding among radiographers with frequent MRI exposure using intrauterine contraceptive devices

掲載誌: Magn Reson Med 2018; 79 (2): 1083-1089

この研究は、子宮内避妊器具(IUD)を使用しているMRI作業者の機能性子宮出血についての先行事例の報告に基づき、国内機関に登録されている女性の放射線画像撮影技師381人について、異常子宮出血と、MRIスキャナーを用いた作業の頻度、画像取得中のスキャナー近傍/スキャナー室内での滞在、スキャナーの強度またはタイプとの関連を、ロジスティック回帰分析を用いて調査した。その結果、合計68人がIUD使用を、72人が異常子宮出血を報告した。IUD非使用、非ばく露の女性と比較して、IUDを使用するMRIスキャナー作業者のオッズ比OR)は2.09(95%信頼区間(CI)=0.83-3.66)であった。画像取得中のMRI近傍での滞在を報告した女性では関連はより強かった(OR=3.43、95%CI=1.26-9.34)。スキャナーの強度またはタイプとの関連には一貫性はなかった。

ばく露