この研究は、携帯電話の実機を利用して、成獣ウィスター雄ラットの4群でばく露実験を実施した。対照群は携帯電話の電源オフモードばく露、ばく露群は、ばく露時間(1、2、3時間)が異なる3群である(抄録には、ばく露評価に関する記載はない)。ばく露期間は28日間。ばく露期間終了後に、精巣の組織形態学的、生化学的、組織学的検査を実施した。その結果、3つのばく露群において、対照群に比べ、胚上皮直径には組織形態学的パラメータの変化は観察されなかった;精巣の内腔直径は、1時間ばく露群に比べ4時間ばく露群では有意に低下した、など多数の散発的所見を報告している。
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