この研究は、緑内障治療のために、濾過胞となるような無線動作型のマイクロバルブ装置を植え込んだ人体頭部の解剖学的数値計算モデルを開発し、そのバブル装置のアンテナ、無線給電側の平面コイルによる電磁界ばく露により発生する熱的影響を、眼の構造を考慮に入れ、有限要素法を用いた計算により検討した。その結果、10g平均SARは、眉毛において最大であったが、IEEEおよびICNIRPが定めるばく露限度値以内であった;大きめの吸収が起きた構造は前眼房、濾過胞、虹彩、毛様体であった;さらに温度上昇分布を計算し、その計算結果をウサギ(n=4)の眼にマイクロバルブ装置を植え込んだイン・ビボ実験での測定結果と比較した、と報告している。
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