[家庭における中間周波の電界および磁界の測定] tech./dosim.

Measurements of intermediate-frequency electric and magnetic fields in households

掲載誌: Environ Res 2017; 154: 160-170

この研究は、中間周波帯(IF:300Hz - 1MHz)で動作する電気的構成要素を有する家電製品(IH調理器、コンパクト蛍光照明器具など)の急速な普及を考慮して、IF範囲の電界および磁界の住宅内レベルおよび広範な家電製品からの放射レベルに関する実際の生活環境下での測定調査を行った。その結果、スポット測定の場合、住宅内IF電磁界レベルは全般的に低い;ただし、ある種の機器の接近距離20cmでの使用は相対的に高いばく露をもたらす可能性がある(20cmの距離でのIH調理器からの電界および磁界強度の最大値は41.5V/mおよび2.7A/mであった);距離20cm以遠において、ICNIRPおよびIEC(IEC 62233)のばく露総和ルールに基づいて超過となるIF範囲の機器放射レベルは一つもなかった(最大ばく露比は電界が1.0、磁界が0.13であった)、と報告している。

ばく露