この研究は、大腸菌のような線状の細菌が生理学的媒質中に懸濁した状態でAC電圧（1-20MHz）にばく露した場合の細胞内電流を、有限要素法に基づくソフトウェアを用いてシミュレーション計算した。細菌は、誘電的な細胞壁をもち、形状は両端が半球の円筒としてモデル化し、その細菌を懸濁させた媒質を挟んで対向する2枚の平板電極から電圧が印加されると想定した。結果として、細菌の長軸に沿う方向に電圧が印加された場合、細胞壁のキャパシタンスに依存して決まる周波数で相互コンダクタンスが最大になることが示された､などを報告している。
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