[キイロショウジョウバエの卵巣における遺伝子発現プロファイリング、酸化還元バランスおよび散発的アポトーシス制御の携帯電話放射による擾乱] med./bio.

Mobile-phone radiation-induced perturbation of gene-expression profiling, redox equilibrium and sporadic-apoptosis control in the ovary of Drosophila melanogaster

著者: Manta AK, Papadopoulou D, Polyzos AP, Fragopoulou AF, Skouroliakou AS, Thanos D, Stravopodis DJ, Margaritis LH

掲載誌: Fly 2017; 11 (2): 75-95

この研究は、キイロショウジョウバエ（4日齢の成虫の雌）に、携帯電話（表示レベル：SAR 0.15W/kg、SAE 270J/kg）を用いて30分間のばく露を与え、ばく露終了後に、卵巣の全ゲノムのマイクロアレイデータ解析およびROSレベル、卵胞のアポトーシスの分析を行った。その結果、卵巣の形成細胞巣段階の卵胞でのROSレベルが、ばく露修了直後に1.6倍上昇した；散発的アポトーシスは、部分集団において、ばく露4時間後に平均で約2倍増加した；全ゲノム解析では、ばく露2時間後に168個の遺伝子の発現が変化した、と報告している。

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