この研究は、無線周波電磁界(RF)のIARC発がん分類(2Bグループ)の根拠において、職業ばく露研究からの証拠は不十分と判定されたことを踏まえ、RF職業ばく露による何らかの有害な健康影響の有無に関する証拠を改善するために、英国の移動体ネットワーク事業者および放送事業者の従業員でのばく露測定調査(個人用モニターを利用)を実施した。併せて、広帯域サーベイメータによるスポット測定、従業員への質問票による日毎の作業活動調査を行った。個人別のデータを、その人が働くサイトのアンテナ最大出力(高、中、低、地表レベル)により4カテゴリーに分類した。その結果、
作業日誌からの結果によれば、アンテナ周りの作業でのばく露時間は、移動体ネットワーク事業者作業員より放送事業者作業員の方が長かった;測定と作業日誌を総合した結果によれば、ばく露が最も高いのは放送アンテナサイトでのアンテナ周りの作業であった;この研究により、職業ばく露の疫学研究に利用可能なばく露調査の実現可能性が示された、と報告している。
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