研究のタイプ: サーベイ (工学技術/ドシメトリの研究)

[欧州における電磁界(EMF)ばく露評価に関する研究のレビュー:低周波電磁界(50 Hz-100 kHz)] review

Review of studies concerning electromagnetic field (EMF) exposure assessment in Europe: low frequency fields (50 Hz-100 kHz)

掲載誌: Int J Environ Res Public Health 2016; 13 (9): E875-

この総説は、欧州で実施された低周波電磁界EMF)への一般公衆ばく露評価研究の知見をレビューしている。その結果、屋外の低周波磁界レベル平均値は、都市部の公共区域で0.05-0.2µTの範囲であるが、数µT程度の高値が高圧送電線直下・変電室建屋の壁・変電所敷地境界フェンス等で見られる可能性がある;屋内環境では、いくつかの家電機器の近くで高値(最大でmT台)が測定された(ヘアドライヤ、シェーバのような身体近くに保持する機器が含まれる);中間周波電磁界(IF)ばく露の一般的な発生源は、IH調理器、コンパクト蛍光ランプ、電気自動車用非接触充電設備、保安用または盗難防止用の装置であるが、IF範囲の系統的測定調査または個人ばく露データはなく、いくつかの機器について報告が散見するのみである、と報告している。

影響評価項目

ばく露